「つつじの会」 卒園生、退職職員、元分校教師がなつかしく交流

卒園生や退職職員、元分校教師をお招きして交流を深める「つつじの会」を4月29日に多目的ホールで開きました。今回は、3部構成で、第1部は式典、第2部は、この3月に退職した元わかば館長の近藤日出夫さんを囲む会、第3部は、タイムカプセルの埋設と卓球などの交流会です。

式には、卒園1期生や退職後初めて訪れた職員などなつかしい84人が来園。式の冒頭、松田園長が「つつじの会は巣立ちの会、青葉まつりとならんで3大イベントの1つになりました。上り坂の木がなくなって驚いている人も多いと思いますが、回を重ねると大きく成長するでしょう」と挨拶しました。蟹江会長は「10年、20年と続けていきたい」と意欲を示し、昭和61年から分校中学部で教鞭をとった宮田先生は「マラソン大会に出場して走っていますが、そのきっかけは分校の山走りでした」と振り返って思い出を話していました。
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続いて2人の卒園生が、学園での体験を発表しました。小学生時代に不登校で学園に在籍し、現在、飲食店長を務める20代の男性は「飲食業で大切な笑顔や人に親切にすることなど、人との接し方を学び、とても役にたっています」と力を込め、「いずれ、自分の店を持ちたい」と夢を語りました。車の設計に携わる20代の男性はディーラーに入社し、2回の転職を経て、この春、大手車メーカーに就職。「ここで学んだコミュニケーション力はとても役にたちました。F1カーを設計したくて、仕事もステップアップしてきました。こんな車を作ったと報告できるようになりたい」と決意を語りました。

第2部では、近藤さんが「10歳で青葉学園に入園し、学園の職員となって3月に退職するまで約50年お世話になりました。いわば、私の実家のようなものです。学園では、いろいろな体験ができ、かけがえのない財産になりました。胸を張って社会に巣立っていってほしい。みんな応援しています」とエールを送りました。続いて、近藤さんが退職するまでの写真が次々に大きなスクリーンに写し出され、参加者は思い出にひたっていました。

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第3部では、2020(平成32)年に学園が創立60周年を迎えることから、記念に、子どもたちや職員らに「3年後の私へ」と題した手紙を書いてもらい、タイムカプセルに入れて埋めました。60周年記念式典で、開封する予定です。子どもたちと卒園生らによる卓球大会も楽しみました。

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■スクリーンで紹介された元わかば館長の近藤さんの思い出の一部です

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