2019年9月アーカイブ

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 児童養護施設など児童福祉施設や児童相談所で一時保護されている子どもたちの社会的自立を支援する 事業主でつくる「ROOKIES(ルーキーズ)」による企業展が、9月14日、中日青葉学園の多目的ホール、グラウンドなどでありました。

 児童養護施設などを退園した子どもたちの多くは、金銭的に頼れる身内がいないなかで、せっかくついた仕事も、 合わずに辞めざるをえなくなると、住む場所も失ってしまうなど、多くの課題を抱えています。

 ルーキーズでは、住まいを提供するほか「子どもが仕事を辞めることも、必要な体験」ととらえ、さまざまな職種の事業主が、子どもにあった仕事を順次紹介してセーフティーネットの役割を果たしてくれています。

 この日、ルーキーズからは飲食、建築、介護、運送など16事業主がブースを構えました。訪れたのは、愛知、岐阜、福井などの児童養護施設や自立援助ホーム19施設の子ども約90人。子どもたちは、5つのグループに分かれ、順番に事業主のブースを訪ねて、仕事の内容について説明を受けていました。

 今回の企業展の代表を務めた岩田装業の岩田祐輔社長は「職業を決める前に、仕事の内容を知ってもらう機会にしてほしい。仕事は楽しいものだと感じてほしい」と話していました。
 
▽9月25日付け中日新聞なごや東版に、記事が掲載されました。