2020年5月アーカイブ
新型コロナウイルス感染防止に向けた愛知県の緊急事態宣言が5月26日に解除されました。
とはいえ、感染の危険性は消えていないため、青葉学園への来園については、自粛のお願いを継続させていただきます。
保護者など関係者の方々の面会は、家庭の事情に応じて、個別に対応させていただきます。
児童相談所など面談が必要な方々とは会議室で対応させていただきます。
子どもたちが生活するホームへは、少なくとも8月までは入ることを遠慮していただきます。
実習予定者や、ホームで子どもたちの支援・交流をしていただくボランティアの方々はもうしばらくお待ちください。
実習は、9月以降で方法などを検討させていただきます。
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学園では、子どもたちに、外出などを控えるよう指導し、幸いにも感染者は出ませんでした。
今後も、感染予防のため、マスクを着けての外出や、帰園時の手洗いなどを励行し、子どもが自身の身を守るよう徹底しています。
学校が始まり、子どもたちは、友達と会うことができるようになり、喜んでいます。
通学で、行動範囲も広がりました。外出は1日2時間以内とまだ制限がありますが、気持ちにゆとりが生まれたようです。
コロナの自粛生活を振り返ると、一般の家庭生活とは異なり、集団生活をしていることを強く実感させられたと思います。一般家庭の友達が外に出ていても、学園の子どもは制限が強いからです。
感染予防のためとはいえ、子どもたちには、厳しい試練でした。
3月の卒業の思い出作り旅行などができなくなったり、期待していた新学期の学校生活ができないなど、悔しさいっぱいの春です。小学校の運動会は中止となり、施設長会主催の夏の球技大会がなくなって、今年は我慢の1年になりそうです。それでも、施設内の部活動のソフトボールや卓球は、独自に行います。
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コロナの自粛期間中、さまざまな方々から支援をいただきました。
マスクを手造りしていただいたり、買い求めて贈っていただきました。
お菓子や野菜をはじめ食料品などを、贈っていただきました。
ホームページでも紹介させていただきましたが、地域や社会の皆さまが、子どもたちのことを忘れずに見守っていただいていることをあらためて実感いたしました。お礼を申し上げます。
新しい生活様式.pdf
日本航空中部地区さま(五百旗頭=いおきべ=義高支配人)から、
機内や空港ラウンジで提供されるカップ麺やジュースなど1600点をご寄贈いただきました。
いただいたのは▽JALあられミックス ▽らーめんですかい
▽スカイタイム キウイ ▽ミニッツメイド アップルです。
日本航空さまのオリジナルの食品で、カップラーメンでは、かまぼこに飛行機が描かれています。スカイタイムのキウイは、空港、機内などでしか飲めない味です。飛行機に乗ったことがある子どもはほとんどいませんので、食べながら、空の旅の独特の雰囲気を感じていました。
五百旗頭支配人は「飛行機が飛ぶことができない残念な期間が続いています。在庫になってしまった食品で、子どもたちによろこんでもらえればうれしいです」とお話いただきました。
昨年10月に行われた青葉交流会では、同社が「折り紙ヒコーキ教室」を企画していただきました。離れた的の穴に飛行機を入れることができるかを競うイベントで、子どもたちは大喜びでした。翌11月には、愛地球博記念公園で開催された「折り紙ヒコーキ全国大会中部地区予選」に学園の子どもたちが参加いたしました。折り紙の手作り飛行機でどれだけ長い時間飛ばすことができるかを競うイベントで、学園の子が2位となりました。
日本航空様 ご配慮をいただきありがとうございます。
分校と学園(あおば館)の2つの部屋に映像モニターを設置し、パソコンのZOOMを使って実施。
分校側では、教室で、先生がパソコンの前で説明します。
青葉学園では、特別に設置したモニターがある2つの部屋に、子どもが"登校"。
小学生、中学生が、学年別に、3人から6単位のグループに分かれ、1コマ20分の授業に臨みました。
先生は、手持ちのホワイトボードにメモ書きして子どもに示して、子どもに呼び掛けて子どもの答えを受けながら、丁寧にやりとりしていました。
先生は「カメラの位置によって、子どもの表情が分かりにくいこともありますが、想定したより、子どもとやりとりできました」と手ごたえを感じていたようです。
学校で先生が授業 |
画面ではホワイトボードを使って先生が説明 |
学園では子どもが画面を見て受け答え 机の上の丸い物がマイク |
オンライン授業の裏方のPC |
・新型コロナウィルスの感染防止のために、国による緊急事態宣言の当面の期限はゴールデンウィークまででしたが、感染の恐れが解消されていないため、5月末までに延長されました。愛知県は、特定警戒都道府県の1つに入ったままです。
・このため、青葉学園では、基本的には、子どもたちの単独外出の禁止や外部の方の来園の自粛をお願いするなど、これまでの感染防止策を継続いたします。(4月11日のお知らせ参照)
〇ただし、必要性に応じて、一部対応を修正します。
保護者等の対応については、家庭復帰に向けての状況など、事情に応じて個別に検討いたします。学園にお問い合わせください。
児童相談所関係者など、面談が必要な方々とは、会議室で、対応させていただきます。
三重県津市の名湯として知られる榊原温泉の「湯元榊原館」さまから、温泉を送っていただき、子どもたちは、学園にいながら、温泉の足湯を満喫しました。
湯元榊原館は、新型コロナウイルス対策のため、営業を自粛しているが、前田諭人社長は「源泉なので、休んでいても、温泉は毎日湧いている。子どもたちに温泉を楽しんでもらえるなら」と、2リットル入りのペットボトル82本に詰めて宅配便で送っていただきました。
5月2日に、ホーム前の庭にビニールプールを置き、ベンチに座りながら足湯を楽しめるようにしました。女の子たちは「足がつるつるになる。気持ちいい」と大喜びでした。
温泉の寄贈は、初めてです。本当にありがとうございます。
5月9日の中日新聞三重版となごや東版に記事が掲載されました。
20(R2)0509榊原温泉寄贈中日新聞記事.pdf