2021年11月アーカイブ
11月13、14日に、熱気球づくりに挑戦。見事、40メートルほどの高さまで上がりました。
三菱UFJ銀行さまの社会貢献活動の一環として企画していただき、創造性教育に取り組むアート&マインドセンター(AMC)の水谷イズル代表の指導で、実現しました。
あおば館とわかば館の子ども15人が参加しました。
縦180センチ、横480センチ6の長方形の透明のビニールシートに、ポスカで、ドラえもんやアンパンマン、鬼滅の刃の禰豆子ちゃんなどのアニメの主人公や、ケーキやお菓子などのイラストなど自分の好きなものを思い思いに描きました。シートの下部60センチの部分を絞って、願い事などを書いた短冊を取り続けました。短冊には「ウイルスがなくなりますように」「高校に受かりますように」などの夢がかかれていました。
下の空いた部分から、カセットコンロで温かい空気を送ると、熱気球は上昇を続け、50メートルほどの高さまで舞い上がりました。飛んでいかないようにつなげたタコ糸がっぱいまで延びたほどです。この日は、快晴の好天に恵まれ、透明気球が青空に上がると、子どもたちは、「上がった。高い。高い」と大喜びでした。
UFJさま、AMCさま、ありがとうございます。
中日新聞なごや東版に記事が掲載されました。
エアウイーヴさまから、マットレス114枚をご寄贈いただきました。
エアウィーヴさまによると、マットレスの中心部が空洞になった円筒形のエアファイバーを使っており、体の圧力を分散させ、寝心地がよくて深い眠りが得られ、通気性もいとのことです。
令和2年度の中日産業技術賞の中日新聞社賞を受賞されたことをご縁に、中日新聞社社会事業団にご寄付をいただき、青葉学園にもマットレスをいただけるお話となりました。
エアウィーヴさまは、東京五輪・パラリンピックの オフィシャルパートナーを務められました。選手村で利用されたベッドを「環境に優しい再利用」を図っておられ、クリーニングしたマットレスを寄贈いただきました。
マットレスは、あおば館、わかば館の児童のベッド分に加え、家族療法室、医務室、静養室、卒園生が宿泊する部屋、職員の宿直ベッドなどで活用させていただきます。
新しいマットレスを敷いたベッッドで、子どもたちは手で押したりして反発力を実感し、「すごーい」と歓声をあげ、「オリンピック選手もこれで寝たんだよね」と大喜びでした。
エアウイーヴさま、ありがとうございました。
「跳ね返ってくる」とマットレスの反発力を実感する女の子
左は、寄贈に訪れた内田祐二社長室長
カバーを開けると、パットと透明なエアファイバーが。
★11月13日付中日新聞県内版に記事が紹介されました
11月10日に、城大学心理学非常勤講師の鷲津秀樹さまから、「子育て心理学・こころの育て方」についてお話をおうかがいしました。UFJ銀行さまの社会貢献事業の熱気球づくり体験を前に、「こころの育て方」について心理学的な視点からのお話を聞く機会をつくっていただきした。
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幼少期のこころのダメージは"自分が大事にされない"ことから生まれる。暴力はもちろん大きな傷つき体験となるが、それを知りながら身近な人から守ってもらえないことや、きょうだいの中で自分だけが暴力を受けている区別される環境では、こころのダメージがさらに大きくなる。"どうして私は愛されなかったのか?"このように悩まれるかもしれない。
心理療法のアプローチは、「何がいけないか?」と問題の原因を掘り下げ、因果関係からアプローチする視点と、問題に潜む悪循環を見つけだし、それが変化できるように支援する、システムアプローチの視点がある。研修では、後者の視点を中心に、具体例を織り交ぜながらお話しいただいた。"どうして私は愛されなかったのか?"両親からほんの少ししか愛情をもらえなかった、と訴える方と、対話を重ね、両親がくれたものは他と比べると少なかった。けれど持っていたものの半分以上をくれていた。両親のキャパシティが小さかった、と過去をとらえなおすことができた時に変化がおきる。過去の出来事は変わらないが、過去の意味づけが変化した。
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2時間という短い時間の中で、精神分析的な心の深い部分の視点から、目に見える行動に焦点を当てる応用行動分析でのアプローチまで、幅広くお話しいただきました。講演内容を実践に生かすよう努めます