学園長あいさつ

学園長・あおば館長 あいさつ

「安全で安心できる楽しい学園を」

社会福祉法人中日新聞社会事業団
中日青葉学園長
児童養護施設・あおば館長 妹尾浩和

 ことし7月に、6代目の中日青葉学園長、あおば館長に就きました。学園は、児童養護施設・あおば館と、児童心理治療施設・わかば館からなる、全国でも数少ない複合施設で、「安全で安心できる楽しい学園」を目指しています。
 あおば館は、虐待など不適切な養育を受けたり、両親の離婚や病気などにより親と一緒に暮らすことができなかったりする約50人が生活しています。わかば館は、心理的な問題を抱えている約30人が生活しています。
 虐待やネグレクトで措置された子どもは、親との愛着関係が築けず、入所後も生きづらさを抱えながらの成長を強いられます。友達や他人と問題がおきると「どうせ、私がいけないんでしょ」と受け止め、自己肯定感の低さが際立ちます。感情を抑制することに慣れ、自分の気持ちをうまく表現することができず、「ウザイ」「キモイ」などの言葉を頻発する子どもも目立ちます。トラウマで、夜ひとりで眠ることができない子ども珍しくありません。学園の職員は、傷ついた子どもたちに寄り添い、一緒に悩みと向かい合いながら、支援にあたっています。
 また、高校卒業後の進学を希望する子どもには独自の奨学金制度を設け、就職を希望する子どものアフターケアに努めるなど積極的な退所支援にも取り組んでいます。
 敷地内には中日新聞社会事業団が学習棟を設置、日進市教育委員会が、日進市立北小学校、日進中学校の青葉分校として学校教育にあたっています。学園と分校は、生活と教育を一体となって行い、子どもたちの支援をしています。
 国は、子どもたちを家庭に近い環境で育てることを目指し、施設で暮らす子どもの単位も少人数にすることが求められています。学園では、「家庭的養護推進計画」に基づき、現在は、中規模2ホーム、小規模3ホームで運営していますが、2029(平成41)年までには、5ホームとも小規模にする計画です。
 子どもの貧困が注目されています。新聞社が母体の社会福祉法人が運営する施設として、その実態を知っていただけるよう努力し、ボランティアや大学生の実習を積極的に受け入れます。地域社会の一員として歩む施設を目指します。
 皆様方のご支援をよろしくお願いいたします。

平成29年7月




副学園長・わかば館長 あいさつ

社会福祉法人中日新聞社会事業団
中日青葉学園副学園長
児童心理治療施設・わかば館長 寺井陽一

 中日青葉学園に就職して31年目となり、初めて関わった子はもう45歳になっています。昨年度までは、あおば館を中心に両館の指導療育部長として子どもに関わってきました。
 わかば館は、この4月から情緒障害児短期治療施設から児童心理治療施設に名称変更しました。心理治療を中心に治療的な関わりを大切にしながら、養育的な視点を取り入れたわかば館ならではの取り組みを考えています。
 また、複合施設として、両館の長所を生かし、子どもも職員も楽しく交流を図ることができるようにしていきたいです。今年は「明るく」「楽しく」をモットーに、職員には「一生懸命」を加えて、子どもに寄り添い、一緒に育ちあえるように努力していきます。

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