近年、児童への虐待が社会問題になっています。被虐待児の心のケアが急がれており、社会的養護の役割の重要性が高まってきています。また、一方で引きこもりや不登校など、学校に通いたくても通えない児童も急増しています。
中日青葉学園では、こうした社会の狭間で苦しむ子どもたちの明るい未来を願い、昭和35年4月1日に虚弱児施設として誕生しました。そして、平成10年4月1日、児童養護施設に種別変更、平成15年10月1日、児童心理治療施設との複合型施設として生まれ変わりました。
また、同じ敷地内に日進市立北小学校、日進中学校の分校「青葉分校」を設け、生活と教育を一体的に行っています。
さらに、複合型施設の開設10年目の平成25年10月に、あおば館では幼児8人、就学児童8人を対象とした2ヶ所の小規模グループケアを開設、平成28年10月に小規模ケアをもう1カ所増やしました。
敷地面積 | 15,000m² | 退所支援施設のぞみ | 120m² |
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あおば館・わかば館 | 3,700m² | 青葉分校 | 1,500m² |
・学園長 | 1人 |
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・運営管理部 | 事務員、調理師 |
・指導療育部長 | (あおば、わかば両館を統括) 1人 |
・館長 | 1人 |
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・指導療育部 | 指導課長、児童指導員、保育士、心理士、嘱託医 |
・館長 | 1人 (学園長兼務) |
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・指導療育部 | 指導課長、児童指導員、保育士、心理士 |
・医療部 | 嘱託医、内科医(非常勤)、看護師 |
幼児 | 小学生 | 中学生 | 高校生 | 計 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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あ お ば 館 |
男 女 計 |
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16 17 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
館計 | 計2 | 計11 | 計11 | 計9 | 33 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
わ か ば 館 |
男 女 計 |
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14 14 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
館計 | 計13 | 計11 | 計4 | 28 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
両館計 | 両館計2 | 両館計24 | 両館計22 | 両館計13 | 61 |
職名 | あおば館 | わかば館 |
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施設長 事務員 家庭支援専門員 個別対応職員 臨床心理士 里親支援専門員 児童指導員 保育士 特別指導員 地域分散化加算 小規模G加算 調理員 嘱託医 |
1 1 2 1 1 1 4 7(1) (1) 6 4 4 (1) |
1 1 1 1 5 1 5 7(1) 4 (4) |
27 (5) | 27 (6) |
あおば館 | 児童相談所名 | |
中央 海部 知多 西三河 豊田加茂 名古屋市 東三河 一宮 春日井 刈谷 |
10 1 3 1 3 3 1 2 5 4 |
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33 |
わかば館 |
中央 海部 知多 西三河 豊田加茂 名古屋市 東三河 一宮 春日井 刈谷 |
6 0 3 6 2 0 2 3 0 6 |
28 |
1957(昭和32)年 | 4月 | 中日新聞社会事業団創立20周年を記念して青葉学園の設立を決定 |
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1960(昭和35)年 | 3月 | 秩父宮妃殿下をお迎えして本館、旧第一居室棟の完成式を開催 |
4月 | 虚弱児施設として定員30人で開園 日進町立北小学校、日進中学校の青葉分校開設 | |
1961(昭和36)年 | 12月 | 第二居室棟完成(日本自転車振興会補助) |
1962(昭和37)年 | 1月 | 児童定員を70人に増員 |
1964(昭和39)年 | 4月 | ※全入園児童に占める不登校の比率が70%を超える |
1994(平成6)年 | 3月 | 退所児童支援施設「青葉ホームのぞみ」完成 |
1998(平成10)年 | 児童福祉法改正に伴い児童養護施設に種別変更 | |
2003(平成15)年 | 9月 | ※入園児童数1,090人(不登校児は700人) |
10月 | 児童心理治療施設「わかば館」を新設(定員35人)し、複合型の児童福祉施設に。 「あおば館」を大舎制から中舎制に転換。(定員70人) | |
2006(平成18)年 | 3月 | 青葉分校新教育棟が完成 |
2010(平成22)年 | 4月 | 学園創立50周年。卒園生は1,155人 |
10月 | 特別支援教育を50年続けてきた青葉分校が、中日教育賞を受賞 | |
2011(平成23)年 | 11月 | 日進市と協定を結び「福祉避難所指定施設」に |
2012(平成24)年 | 4月 | 中日新聞社会事業団が創設した「卒園児童大学進学支度金」の第1号を贈る 廊下に転倒時の衝撃緩和素材を張ったり、外灯増設など。 (安心子ども基金、CBCチャリティ募金) |
8月 | 全国の「全情短職員研修会」を名古屋市で開催。わかば館が事務局を務める | |
2013(平成25)年 | 4月 | ファミリーホーム「くらちゃんハウス」が東海市に開設、学園と連携 |
5月 | 近藤日出夫副学園長兼わかば館長が、春の叙勲で瑞宝単光章を受章 | |
10月 | あおば館の女子ホーム「しらかば」を2分割 小規模グループホーム「さくら」「しらかば」を開設 | |
2016(平成28)年 | 10月 | あおば館「ひのき」ホームを小規模化 |
秋 | 大規模修繕(職員室一体化、外壁清掃、各ホーム修繕) | |
2019(平成31)年 | 4月 | わかば館「あさぎ」「もえぎ」ホームをリフォーム(個室化計画を推進) |
2020(令和2)年 | 新型コロナウイルスの感染拡大が続き、感染防止対策を取りながらの運営が続く 愛知県緊急事態宣言 第1回 4月16日~5月14日 | |
4月 | 中日青葉学園創立60周年 | |
6月 | 青葉分校第2学習棟 完成 | |
10月 | 里親フォスタリング事業を県から受託 日進市と長久手市を重点地域に、翌年3月まで啓発、研修活動に取り組む | |
2021(令和3)年 | 新型コロナウイルス 愛知県緊急事態宣言 ・第2回 1月14日~2月28日 ・第3回 5月12日~6月20日 ・第4回 8月27日~9月30日 | |
2022(令和4)年 | 1月 | 分園「さくらの家」で女子児童生活開始 |
4月 | 「ポプラの家」開設 |