■ あおば館
生活の場
あおば館には、虐待や養育困難などで家族が一緒に暮らすことができない幼児から高校までの子どもたちが暮らしています。定員は、60人(平成29年)で、2、3階に、小規模と中舎の男女各2ホーム(H)と幼児ホームの計5Hがあります。
3階に、男子・ひのきH(小規模・定員8人)、女子・もみじH(中舎・定員18人)、2階に、男子・けやきH(中舎・定員18人)、女子・しらかばH(小規模・8人)と幼児・さくらH(小規模・8人)があります。ひのきHは、平成28年10月に小規模に衣替えしたばかりです。小規模は、個室を確保するなど家庭に近い環境になるよう配慮しています。
各ホームは、子どもたちにとって自分たちのおうちです。子どもたちが集うリビングと子どもたちの居室に分かれます。台所もありますが、食事は、調理室で作った食材を食缶で運び、各ホームで温め直し、盛り付けをします。
中舎ホームでは、たたみの4人部屋から2人部屋中心で、高校生は個室です。風呂は、3人用。玄関は共同の児童玄関です。
小規模ホームの居室は、個室で、風呂は1人用。独自の玄関もあります。
平成28年秋の大規模修繕で、新たに3階に一時保護の子ども専用のあすなろHができました。3人が生活することができます。
ほかに、親子訓練室、心理治療室、医務室、静養室があります。
3F |
ひのきホーム (男の子) |
もみじホーム (女の子) |
あすなろホーム (一時保護) |
2F |
けやきホーム (男の子) |
しらかばホーム (女の子) |
さくらホーム (幼児) |
1F |
職員室・事務室 |
家庭的養護推進計画
国は、社会的養護を、現在の日本に多い大舎、中舎による「施設養護」中心から、より家庭に近い環境で子どもを育てるために「里親、ファミリーホーム」、「地域小規模施設」などによる「家庭(的)養護」中心に移行する方針を示しています。これを受け、各施設は、本体施設は定員45人までとし、小規模化を進めるための「家庭的養護推進計画」をたてています。
あおば館がまとめた「家庭的養護推進計画」では、前期(平成27~31年)、中期(平成32~36年)、後期(平成37~41年)の3期に分けて、小規模化を進めます。
前期の平成31年までは、毎年定員を減らして小規模3ホーム24人、中舎2ホーム27人の計51人とします。
中期は、平成36年度までに「けやき」ホームを小規模化して小規模4ホーム定員32人と、中舎1ホーム(もみじ)の計45人とします。
後期は、平成41年度までに「もみじ」ホームを小規模化して5ホームすべてを小規模化し、平成39年度に地域小規模施設(仮称・まつ)定員6人を設け、定員45人とします。
あおば館の主な取り組み
安心できる生活環境
暴力防止 プログラム |
年に数回、外部団体の暴力防止プログラムを受講しています。 |
性教育 |
年齢や発達状況に応じて、性教育を行っています。外部の助産師さんと連携した、プログラムも行っています。 |
意見箱 |
子どもたちの声に耳を傾け、問題解決を図ります。 |
部活動、同好会活動
ソフト部、卓球部 フットサル同好会 |
愛知県児童福祉施設長会主催の大会では、毎年、好成績を上げています。 |
器楽演奏部 和太鼓同好会 |
青葉まつり、愛知県児童福祉施設長会主催の「音楽の集い」など、さまざまなイベントで披露しています。 |
学習支援、進路支援
学習支援 |
学習ボランティアに個別に教えてもらったり、中学生の希望者は、外部の塾に通っています。近隣の大学と連携しながら、英会話教室も行っています。 |
進路支援 |
中学3年生や高校3年生には、進路の自己決定が出来るように、定期的に話し合う場を設けています。入試前の時期には、面接練習を集中的に行っています。 |
心理支援
心理支援 |
虐待を受けた子や発達障害の子に対し、プレイセラピー、カウンセリング、ソーシャルスキルトレーニング(SST)、トラウマケア等を行っています。 |
あおば館職員インタビュー
愛知県の児童福祉施設ポータルサイト「児童養護の架け橋」にて当館職員のインタビューの様子が掲載されました。
詳しくは下記バナーよりご覧ください(児童養護の架け橋 ホームページへ移動します)。